作家でプロ・ブロガーの立花岳志さんはブログでこう言っている。

どうしたら、「生活のために我慢している時間」をいまの12時間から半分の6時間に減らせるだろう。

人生はわりと簡単に変わる No_second_Life
仕事をしながらブログを書きはじめた頃、毎日1時間書くのがせいいっぱいだったとのこと。その楽しい時間を、2時間4時間としていくにはどうしたらよいのか。

これを立花さんは

「やりたいことの比率を上げる」「やりたくないことの比率を下げる」チャレンジ
だったと言っている。その後、立花さんは仕事を辞めてブロガーとして収入を得て生きることになったので、やりたいことの比率をあげることができた。

ここではサラリーマンの仕事は「我慢している時間でやりたくないこと」が前提になっている。自分もそうだったし一般的にもそうなのだろう。

我慢して働いている反動で、食べ物やお酒、ショッピングに走ってしまう心理もよくわかる。本当に浪費であり消耗だとしかいいようがない。

よく「好きなことを仕事に」できたらいいね、などという。これも大抵は勤め人をしていたらそれは難しい、などとなる。

最近ではこういう捉え方を「好きなこと願望だ」と、なかば揶揄する言い方も見かけたりする。

ブラック企業問題が政治でもとりあげられるくらいひどい状況だから、そこから逃げたい願望が切実にある。他方でそんなこと願望に過ぎないよ、との冷めた見方も生まれるわけだ。

実は「ブラックな職場の勤め人から自由でクリエイティブなフリーランスへの転身」としてストーリーが語られがちなのは、こういう背景というか状況を前提にしたものが多いような気がする。

ネットや書籍になる成功ストーリーとして「勤めながら仕事が好きになった」というのは、語られることは皆無だとは言わないが、なかなか目立たない。

フリーランスが「好きな仕事」ばかりかと言うと疑問だし、自営の仕事をしていても「いまの仕事を好きになろう」と努力するのは普通のことだ。

「好きか嫌いか」よりも没頭できるかどうかの方も大きい。

最初に紹介した立花さんは、没頭できるものとしてブログを書くことを始めたと言っているようにも思えるのだ。