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能動的に代謝しよう

高校生バージョンの電子辞書を触ってみたら連想が起こるのが素晴らしすぎたので自分用に購入。

— 2018年4月17日

先週、電子辞書を購入。もともと「辞書は紙の本で使うべき」と強く思っていた自分が、なぜ電子辞書を買うことになったのか。書いてみよう。

きっかけは長女の高校入学。合格発表時に入学時までの宿題のテキストと一緒に渡された大量の案内資料の中に、この高校では電子辞書の購入・使用を推奨していて、次回の説明会で販売をするというのがあった。

説明会には母親と行き買ってきたのだが、いちおガジェットが手元にあるなら触らせてもらうくらいにはガジェット好きなわたしである。小一時間ほど触ってみた。

直後に自分用に買うことを決めていた

さわりながらすでに自分用に購入することは決めていた。カシオ製とシャープ製があるところ、娘にも「買うならカシオにしといたら」と言ったくらいなのでカシオで。ただ、筐体として2モデル、コンテンツの違いを見るといくつもモデルがあるのに迷って、なかなか購入に至らなかった。

しかも、このガジェットだけはAmazonでポチッと購入する気になれなくて、大型ショッピングセンター内の電気店で実機をさわってから購入した。すでに娘の実機をさわっているのにである。

電子辞書の何がよいのか?

電子辞書について当たり前に「重い辞典を持ち歩かなくてよい」「これだけの情報が手のひらサイズだ」と言われる。たしかにそうだ。

しかし今回は「辞書を引く」「文献に当たる」という行為について再発見ができたことが大きい。「定義にいちいちあたってみる」とぼんやりと思っていたことがハッキリするし、関連事項の想起がサクサクと起こるのである。

「意味を調べるのはネットでググればいいじゃない」と思っていたのは、理解が浅かったと反省したというか、気がつけた。

論理的に詰められた定義と、歴史的な経緯・関連事項が簡潔に書かれていると、もっと調べたいこと想起されて全体が見えてくる気がするのだった。

「ケトン体」を調べてみると?

例えば栄養療法や糖質制限の勉強をしているとよく「ケトン体」。これを広辞苑で調べてみると。

アセト酢酸・3−ヒドロキシ酢酸・アセトンの総称。生体内で脂肪酸やアミノ酸が不完全に代謝されたときに生じる。

と出てくる(化学式は引用にあたり省略)。ああ、たしか釜池豊秋先生は著書でも講演でも「ケトン体という用語は使わない方がよい」と言ってたなと思い出す。これは3種類の違うものをひっくるめて総称することで不正確な説明が起こることからだったのだろうと推測が起きた。

また「不完全に代謝されたときに生じる」という記述には、不完全ってなんだよ?とツッコミを入れたくなった。身体の代謝として起こっていることに「完全」「不完全」なんてことがあるだろうか。

ここには「本来ではないもの」というニュアンスが読み取れるが、これは従来のケトン体についての今となっては旧い理解にもとづくものではないかとの疑問も沸いてくる。

定説や常識を一応踏まえる

こんな風に、定義や簡略な説明というのはこれまでの積み重なった理解のうえで行われているので、今となっては誤謬を含んでいたとしてもそれはそれで踏まえておく。こうすることで、逆に何が現在の課題かもわかりやすくなってくる。

先の「ケトン体」の例で言うと、まだ宗田医師の業績は数年前に発見されたばかりだったな、とか。

ブログを書くベースに電子辞書

ブログ運営では、自分が「知った」ことや「書きたい」ことが先行しがち。しかしそれについて一般的にはどんなことが言われているのかと、その経緯や関連項目も踏まえると、自分の知っている書きたいこととのかかわりで、もっと広がりが出てくるのではないだろうか。