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能動的に代謝しよう

「トランプ現象の虚実」は半年前から紹介されていた

— 2016年11月14日

トランプ現象をどうみるのか「リベラル」の中でも意見が割れている。当然だ。しかし遅すぎやしないか?

想田和弘さんが堤未果さんの見立てに「あまりにも甘い見方だ」と噛みついているが、堤さんのレポートの中心をなす「強欲資本主義」について立ち入って言及しているわけではない印象だ。

想田さんがシェアしているリンクは今年5月のものだが、このようなトランプ現象への見立てがどれくらい当時議論になっていたであろうか?フタをあけてみて驚いて今になって堤さんの論点をやり直している感じがする。

https://www.chunichi.co.jp/article/feature/hiroba/list/CK2016050702000297.html

ジャーナリスト・堤未果さん

差別的な発言を繰り返すトランプ氏があれだけ支持を集める現状は「米国の病理を表している」というもっともらしい分析がありますが、過激な言葉の数々はしょせん表面的現象にすぎません。米国の抱える真の病理は、「政治とカネ」という構造の方にあるからです。

国際経営コンサルタント・植山周一郎さん

なぜ過激な発言を繰り返すのか。それは彼が今話し掛けているのが、米国の有権者だからです。僕は高校時代、米中西部の田舎町に一年間留学したから分かりますが、アングロサクソン系の人たちは「俺たちが米国を造った」という優越感を持っている。しかし、それを口に出してはいけないということも知っている。言えない本音をトランプ氏は言ってくれる。留飲が下がる思いなんです。

米心理学者・アリ・クルグラーンスキさん

政策に具体性はありません。メキシコとの国境に壁を築くことなど無理でしょう。ただ、トランプ氏の支持基盤は教育、所得水準が低い人たちです。彼らは複雑なことを評価することが苦手で、シンプルさを好む傾向がある。「白か黒か」という論点で「不法移民は悪いから追い出す」と単純化して有権者に訴える。この分かりやすさも受け入れられているのですね。